【ローテS18優勝構築】いつもの構築【ついでに総括】

 オフの自己紹介では必ず噛むバトルドームです。
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 上が対雨用、下が普段の構築で使い分けていました。
 幻のS18といういつも以上に対戦相手が見つからないシーズン中にリザX軸とハガネール軸の2つの構築を思い付いたのですが、それらのPTではあまり勝率は伸びず、結局いつものPTが安定して勝てるということでローテS18(大会の方)や週末大会ではこちらのPTを使っていました。メンバーはほぼ同じですが、S17までと若干調!整が変わっているところがあります。
 今回はヒートムはほとんど選出していないため、ヒートムについての説明はしないので知りたい方はこちらをご覧ください。
http://battle4dome7.hatenablog.com/entry/2016/07/21/192032
〈個別紹介〉

メガボーマンダ
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・特性:威嚇→スカイスキン
・性格:意地っ張り
努力値:H4A252S252
・実値:171-205-100-*-100-152
→171-216-150-*-110-172
・技:捨て身タックル 竜の舞 羽根休め 空元気

 個人的にローテでは一番使いやすいメガ枠。S16辺りまでは舞う前提で考えていて、メガ後準速レボルト抜きまでSを振っていたのですが、メガせず殴った方がその後の展開が楽になる場面(サザンの悪波が一貫している、ジャロやゲンガーに挑発を撃たれそうな場面など)が多く、その後、舞っていないためにガブやレボルトに上をとられて1:1交換以下で終わってしまうのは弱いですし、そもそも相手が強いほど安定して舞える場面は少なくなってくるので舞わなくても大抵の敵に上から殴れるASぶっぱが最安定という結論に至りました。この理屈で陽気にしようかと思ったのですが、意地でないと1舞捨て身での無振りレボルトへの確定数が変わってしまうため、上手いこと舞えて全抜き体勢に入ったと思ったらレボルトに耐えられて返り討ちに遭うなんてことになったら悲しすぎるし、このPTはレボルトが重いため、(ヒートムは普通の構築には選出せず、アズマオウは受けることはできてもレボルトを素早く処理することができないため)意地のままにしました。なあに、チョボマキに任せておけば無理にでも舞う場面を作ってくれますよ。
 シングルのHDマンダみたいな技構成ですが竜舞捨て身は確定で、エンテイが重いため空元気、不意打ちを透かして択を有利にするため羽根休めは必要だと思ったのでこの技構成にしています。欠伸と相性の良い守るも入れたいとは思ったのですけど、守る読みで積まれて爆アド取られることを考えたら経験の浅い僕にはちょっと使いこなせる気がしないと思ったのでやめました。また地震がないのでジバコイルに勝てない型ですが、そこはチョボガルドかチョボガブで先に処理するか、捨て身圏内まで削ります。アズマオウがいる場合はアズマオウが全部受け止めてくれます。


マリルリ@オボン
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・特性:力持ち
・性格:意地っ張り
努力値:H244A252S12
・実値:206-112-100-*-100-72
・技:じゃれつく 滅びの歌 アクアジェット 腹太鼓

 対悪(主にサザン)要因。S14~15辺りではとにかく腹太鼓積みたいマンだったのですが、HPを大量に消費するため腹太鼓をすることによって一気に劣性に追い込まれる可能性があるため、基本的には悪(主にサザン)やドラゴン(主にサザン)に合わせてじゃれつくを撃ち、数的有利をとったら滅びで詰めるというプレイングで回していきました。腹太鼓を積む余裕が十分にある、積んだ方が早く確実に試合を終わらせられる、アクジェが一貫しているなどという条件が揃っていない限り腹太鼓を積むことはありませんでした。
 一時期腹太鼓後でも鉢アローのブレバを耐えるようにABベースにしたこともありましたが、耐久ポケモンの突破と詰めに使うことが多くなったので、腹太鼓を積む前提の調整は考えなくてもよいと思い、元のHAベースに戻しました。この振り方で特化メガクチートのじゃれつくを確定耐えします。


チョボマキ@輝石
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・特性:防塵
・性格:呑気
努力値:H252B44D212
・実値:157-*-122-60-112-27
・技:自己再生 アンコール 欠伸 虫の抵抗

 ハイ、いつものチョボマキですね…この子が一番説明することがない…
 そうですねー、プレイングで変わったところがあったとすれば挑発持ちや襷持ちの可能性が高いポケモンがいる場合の中間択として虫の抵抗を撃つことが増えましたね。あと初見殺しってよく言われますがチョボマキは寧ろ知っている人を欠伸アンコの択で縛れるのが強いと思っています。
↓単体考察記事
http://battle4dome7.hatenablog.com/entry/2016/05/23/214351

ギルガルド@食べ残し
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・特性:バトルスイッチ
・性格:控えめ
努力値:H204C252S52
・実値:161-*-170(70)-112(222)-170(70)-87
・技:シャドーボール ラスターカノン 身代わり キングシールド

 チョボマキの親友ポジ。個人的にローテではグロパンを透かせるゴーストとフェアリーやドラゴンに耐性を持つ鋼は必須だと考えているのでその2つを合わせ持つガルドは数値や技も相まって最強だと思っています。マンダの捨て身や空元気圏内まで削る役割もあるのでCに全振りしています。
 基本的にチョボマキが欠伸アンコ抵抗でガルドが身代わりを張る隙を作り、安全に削りにいけるようにします。選出率はチョボマキに次ぐ2位。


ガブリアス@珠
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・特性:鮫肌
・性格:陽気
努力値:A252B4S252
・実値:183-182-116-*-105-169
・技:地震 身代わり ドラゴンクロー ストーンエッジ

 安定の地面枠。ガブの性能については皆さんもご存じだと思うので説明は省きます。S17までガルドを確実に倒すためという理由(スカガブの流用個体を惰性で使っていたなんて言えない…)で意地にしていてましたが、意地にするメリットがそれぐらいしかなく、大抵のガルドは残飯ですし、弱保ガルドも陽気珠ガブの地震耐え調整のように耐久に割いている場合がほとんどだと思うので、まあ正直利点は無いと思いましたし、寧ろ102という絶妙なSを持っているのにも関わらず補正のかかったガルーラやサザンやレボルトに上から殴られるのはガブ本来の持ち味が薄れているような気がしたので、メガハガネールのように重い腰を持ち上げて陽気個体を厳選し、育成しました。
 ドラゴン技も以前は
(i)ドラゴンクローの利点
 ・命中安定
 ・直接攻撃時に発動する効果の判定が1回で済む

(ii)ダブルチョップの利点
 ・頑丈や襷、身代わりを貫通する
 ・レベル1戦法に強い

という理由でダブチョだったのですが、ガブガブ対面になって先制された場合、相手がドラゴン技を押していた場合はもちろん、地震を押していた場合でも(陽気珠地震+鮫肌×2+珠ダメ)で約8割でこちらのガブが倒されてしまい、電気の一貫が作られてしまってジバコイル辺りが重くなるのでドラクロを採用しました。レベル1でよくいるココドラはガルドでなんとかできるのでドラクロにしても特に問題はありませんでした。


●あずま王@タラプ
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・特性:避雷針
・性格:穏やか
努力値H252B4D252
・実値:187-*-86-85-145-88
・技:熱湯 角ドリル 眠る 寝言

 違うもん!電気の一貫を切る枠じゃないもん!雨対策だもん!(雨眼鏡オムスターのドロポンをタラプ込みでようやく2発耐える程度)いや、あの…あんまりしつこいとドリル撃ちますよ。
 
 ヒートム入りの方だとどうしてもトノスターがきつくなるのでトノスター+電気の並びに強い枠で思いついたのが、昔種族値500未満水統一で使っていたアズマオウでした。こいつよく考えたら環境上位の草やサザン以外の特殊アタッカーに軒並み強いんですよね。火力は無いので受けたところでっていう話になりがちですが、先に物理アタッカーを処理してしまえばあずま無双ということなので、そこからアズマオウチョボマキを前に出しておけば勝ちという試合はそこそこ多かったです。

【選出と立ち回り】
 基本的にチョボガルド選出でその2体で見られないポケモンによって3体目を選出していきました。

〈チョボガルドで見られないポケモン→3体目〉
・炎→ガブ、マンダ、マリルリアズマオウ
・高火力電気枠→ガブ、アズマオウ
・挑発持ち→マンダ、ガブ
・眼鏡サザン→マリルリマリルリが選出しづらい場合はガブやマンダもアリ)
・雨→アズマオウ
 という感じで苦手な組み合わせを考えて3体目を決めていきました。

 立ち回りは相手によって変えていたので特に決まってはいないのですが、基本的にチョボマキで攪乱しながらガルドやガブで削り、マンダの捨て身や空元気圏内に入れるのが理想です。

【結果】
 てな感じで予選ではリザ軸で使い、決勝ではいつものマンダ軸を使いました。どちらもギリギリの戦いでしたが予選ブロック6-3で1位抜け、決勝ブロック6-2で優勝することができました。こういった大会で優勝するのは初めてで、最後のローテ大会で有終の美を飾ることができたのは嬉しいです。
 普段レートで当たらない人たちとも対戦ができて楽しめたのでこの大会を開いてくれたほりさきさんと対戦してくださった皆さんには感謝しています。僕だと大会開きたくても大会を運営する能力も人望もないので。


【軽~く総括】

 僕がローテを始めたのは丁度1年前で、元々シングル勢だったのですが(今もシングル勢だけど)、やや不穏な理由で似非総合勢になってローテをやりはじめました。その少し前にローテを始めた後輩がバンドリマンダを使っていて、ローテだとバンドリが強いのかと思って何となくバンドリ軸で組むことにしました。バンギにメガ枠を割いていたので格闘、地面に耐性を持っていて砂パに組み込めて積みサポートが出来るポケモンで昔使っていた防塵チョボマキを思いついて、使ってみたらクッソ強かったので、そのシーズンはチョボマキを使って結果を残そうという考えで潜っていました。
 ここから初めてローテレートに潜ったシーズンでバンギチョボマキシンボラーの並びで1700に到達して、意外なポケモンが活躍できるローテって楽しいと思えてきたので自分もローテを布教する側に回ることにしました。因みに僕が構築記事を書き始めたのもこのシーズンです。RTでローテ勢のフォロワーを増やしてくれた弥生さんには感謝しています。
 その後、今度はスタンパを使ってみようと思い、ガルーラサザンガルドといったガチガチのスタンパを組んでみたのですが、回し方が分からず負けまくって「いやこれチョボマキいたら勝ってたからな」と思う試合がほとんどだったのでチョボマキを絶対にPTに入れようと決意しました。これは別に縛っている訳ではなくてチョボマキが強いから使っているというだけです。
 そこからPTを色々いじってS14辺りで今の構築の元となるチョボガルドマンダマリルリガブヒートムの並びができて、安定して1700には乗るようになりました。あくまでシングルメインで潜っていたのですが目標は1800なのに序盤で1700に乗って順位が下がるまで様子見しようとしてそのままローテに潜らずに終わってしまうというシーズンばかりだったので、結局1度も1800に到達できず、また、シーズン終盤のローテレートの雰囲気を味わえないままローテが無くなってしまったのが心残りですね…。あと週末大会も積極的に参加してもっとローテ勢の方々と交流を深めておけばよかったと後悔しています…。
 
 初めて参加したローテの大会はこがねローテオフだったのですが、そのときは完全アウェ~イな状態参加していたので、あと某氏からローテ勢は筋肉ムキムキの17才JKしかいないという話を聞いて緊張していたのですが、初参加の僕にも声をかけてくださる方もいて、特に奇声を上げる人もおらず、過ごしやすい雰囲気のまま進めることができてオフ慣れしていない僕でも楽しむことが出来ました。酒を飲めない体質なので2次会に行けないのが悔やまれますね。周りが酒を頼んでいる中で自分だけ烏龍茶頼むのメッチャ恥ずかしいですからね。店員さんに一瞬「は…?」みたいな顔されますからね。
 ローテのオフ会はこれしか行っていなかったのでもっと早くからローテに出会っていれば、話すのが下手でももっと積極的にローテ勢に話しかけに行けば良かったなと思っています。

 最後までローテ勢の輪の中に入り込めたのか分からない立ち位置にいる僕ですが、ローテによって繋がった交友関係は大切にしていきたいと思います。今まで絡んでくれたローテ勢の皆さん、ありがとうございました。

   「ローテよ、ありがとう。」
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 それでは、ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。